第十五番 箸蔵寺(はしくらじ)

検定試験出題範囲


〒778-0020
徳島県三好市池田町州津蔵谷1006
TEL : 0883-72-0812
宿泊施設 : 約100名(現在、宿泊、食事の受付を休止しております。)

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【御詠歌】いその神 ふりにし世より 今もなほ 箸運ぶてふ ことの尊き
【御真言】オン クビラヤ ソワカ

山 号 宝珠山
院 号 真光院
本 尊 金毘羅大権現
開 山 弘法大師
宗 派 真言宗御室派

略縁起

天長五年弘法大師が四国巡錫の砌、この山に金毘羅神の御神託をお受けになり、御本尊を刻まれて奉安し当寺を開創されました。以来、千有余年の法灯を継ぎ、「金毘羅奥の院」として金毘羅信仰の中心をなしています。星祭り、春、秋の例大祭等、数多くの法要がありますが、中でも「箸供養」は全国に知られています。
平成16年7月には、本殿、護摩殿、方丈(本坊)、薬師堂、鐘楼、天神社の6棟が国指定の重要文化財に指定され、同年12月には観音堂が県指定の有形文化財に指定されました。
さらには、平成23年7月に、高灯籠、仁王門、手水舎、中門の4件が国の登録有形文化財(建造物)となりました。
また、護摩殿前には八代目市川團十郎の寄進の石灯籠一対が設置されています。
また、令和元年には、護摩殿から本殿までの石段の段数が般若心経の文字数と同じことより一段毎に般若心経の文字を配置した「般若心経昇経段(はんにゃしんぎょうしょうきょうだん)」が整備されました。

護摩祈祷

正月三日間は計四回の特別護摩・普段は毎日朝夕二回修行・毎月第三土曜日は日中にも月例護摩

当山では開創以来の伝統として、毎日朝夕二回欠かさず護摩祈祷を行っており、これは「箸蔵山の護摩」として世に知られ、信者各位の熱心な信仰を集めています。
「護摩」とは、梵焼・火を燃やすということを指し、特に密教では、火炉を設けて乳木や供物を焼き、本尊さまに祈願することを指します。
箸蔵寺では一月一日から三日まで修正会という儀式のなかで、新年の開運などを祈念して一日二回「特別護摩」を修法しています。毎日朝夕金毘羅大権現の御宝前で修法される護摩祈祷では、商売繁盛・家内安全・学業成就など、信者各位のための祈念を行います。
特別護摩は正月以外でも受け付けています。朝夕の護摩祈祷とあわせて当山事務所へお申し込みください。

お箸初め祈願

箸蔵寺は、お大師さまが金毘羅大権現さまより「お箸を使うものを救いましょう 」というお告げを受けてされたお寺です。この縁起(いいつたえ)にもとづき赤ちゃんの健やかな成長を願う「お箸初めの箸」の授与及び、「お箸初めご祈祷」を行なっています。

案内・地図

JR箸蔵駅下車、登山口駅からロープウェイにて箸蔵寺駅に至り(この間約四分)、石段を登って本堂へ。車の場合、国道32号線に沿って寺の標識あり。ドライブインの前から仁王門まで登山可能(仁王門から徒歩15分)。普通車200台、バス50台駐車可。