お大師様について

検定試験出題範囲

お大師様の生涯

宝亀五(774)年 六月十五日、讃岐国の屏風ヶ浦にてご誕生。

十四歳まで讃岐で勉強され、延暦八(789)年、十五歳の時より、都にて、叔父の儒学者阿刀大足について文章などを学ぶ。

延暦十二793年、二十歳の時、和泉国槙尾山寺にて勤操大徳を師として 剃髪・得度する。(諸説有り)

延暦二十三(804)年、留学僧として遣唐使の一行と共に唐に渡る。

延暦二十四(805)年、惠果和尚より三度の灌頂を受法し、「遍照金剛」の法号を授けられ、真言第八祖となる。

大同元(806)年、日本に戻る。(九州、博多に到着する。)

大同四(809)年、上京し、翌弘仁元(810)年、帝嵯峨天皇の許しを得て「真言宗」を開く。

弘仁七(816)年、高野山開創。

弘仁十二(821)年、満濃池を改修する。

弘仁十四(823)年、嵯峨天皇より京都の東寺を賜る。

天長五(828)年、綜芸種智院を創設する。

承和二(835)年 三月二十一日、高野山に御入定される。

延喜二十一(921)年 醍醐天皇より「弘法大師」の大師号を賜る。

※お大師様のご生誕を祝う法要を「青葉祭」と呼び、お大師様のご入定の日に行う法要を「御影供」と呼びます。

主な著作物、書など

『聾瞽指帰(ろうこしいき)』、『三教指帰(さんごうしいき)』、『秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)』、『般若心経秘鍵』、『即身成仏義』、『声字実相義』、『吽字義』、『弁顕密二教論』、『性霊集』、『風信帖(ふうしんじょう)』など